NCデータコマンド設定
本画面では、読込対象のNCデータ中に使用されているGコマンドやMコマンドの命令をセットする。
この命令は、基本的な物が初期値としてセットされており、特殊な命令を用いたNCデータを本ソフト
で処理する場合に用います。
上位の画面から本画面表示命令を発効すると、以下の画面が現れます。
ここでは、3つのタブシートがあります。
1.適用コマンドファイル
本システムでは、基本的に1種類のNCコマンド体系しか使用できない。複数のコマンド体系を使
用する場合は、そのコマンド体系に名前をつけて保存して置き、そのコマンド体系ファイルを保存し
ておく事により、システムが使用するコマンド体系ファイルをシステム側に登録する事により、複数
のコマンド体系に対応しています。
本欄は、そのシステムが使用する適用コマンド体系のファイル名を指定する物であり、右側の「・・・」
ボタンにより、既存の登録コマンド体系ファイルの選択や新規作成が可能です。
新規のコマンド体系ファイルを指定した場合は、ここで名前をセットした段階で初期値(最も一般的
なNCデータのコマンド体系)がセットされ、画面に表示されるので、順次必要なデータをセットしま
す。
2.「コメント行を表現する1文字」
NCデータ中の各行ブロックの先頭に「/」等を配置し、その行がNC加工に関係しないコメント行
である事を指定する場合、その様なコメント行の開始文字をここで指定出来ます。
複数のコメント行指定文字がある場合は、各コメント文字間に半角のスペースをおいて定義します。
ここでコメント行定義文字として指定可能な文字は、半角の英字1文字であり、全角文字や複数文字
による(例えばREM)コメント行定義は使用出来ません。
なお、G??やM??によるコメント開始命令は各G,Mコマンド設定で行います。
ここでは、Gコードのコマンド(G00〜G99迄)のコマンドの内容を定義します。このタブシー
トを選択すると、次の画面が表示されます。
ここで、各コマンド欄のコンボボックス(図中のG05の下欄を参照)から、そのGコードに対応
するコマンドを選択してセットします。
空欄は、NCデータ中に存在しない命令(もしくは無視される命令)を意味します。
コンボボックスの選択枝以外の命令をセットしてはいけさせん。また命令によっては、オプションアプ
リケーションが無いと処理不可能(無視される)命令もあるので注意の事(そのような特殊命令を用
いる場合は、別途オプションソフトを購入する必要があります)
ここでは、Mコードのコマンド(M00〜M99迄)のコマンドの内容を定義します。このシートの
外見や操作は「Gコードタブシート」に準じます。
[ボタン]
本フォームの上段にある2つのボタンは、次の動作します。
・「設定」ボタン
セットしたデータを、「適用コマンドファイル」に保存すると共に、本システムで使用するNCデ
ータ解読の為の基本コマンド体系とします。
・「キャンセル」ボタン
セットデータを無視し、本フォームでの作業をキャンセルします。
[キーワード]
・NCデータコマンド設定