操作モードと画面種類
本ソフトウェアを用いて、各種のデータ操作を行うのに必要な基本的事柄及び用語を以下に説明します。
「メニュ」や「スピードボタン」に等により各種のコマンドを指定した場合、多くのコマンドではその対象となるデータを指定する必要があります。
本ソフトウェアは、この指定方法に以下の種類がありこれを「モード」と言います。このモードにより、メニュやスピードボタンの操作方法が変わります。
・ポイントモード(Point)
・エリアモード
−−−−−− (Area1)
└−−−− (Area2)
現状、ユーザがどのモードを使っているかは、「主画面」の下段の欄に表示され、かつそこをクリックすれば、切り替える事ができます。以下、「主画面」に表示される「Point」、「Area1」、「Area2」についてその内容を記します。
マウスの左ボタンの1回のクリック動作により、点又は領域が指定するモードです。「Point」モードで領域を指定する場合は、左ボタンをクリックしたままでマウスをドラッグします。点を指定する場合は単純にその場でボタンを離せばOKです。
「Point」モードで領域を指定した場合は、その領域内とその領域の外殻線と交差するデータが対象と成ります。
矩形の領域を設定する場合のモードで、設定する矩形の1点でクリックした後、マウスをその設定領域の対角点に動かし、そこでもう一回マウスクリックします(都合2回クリック)。
対象データは「Point」モードで領域指定した時と同じく、設定矩形内とその矩形の外殻線と交差するデータとなります。
基本的に「Area1」モードと同様の操作方法で、矩形領域を指定します。但し、「Area1」モードと違い、対象データは設定矩形内に完全に内包する物のみで、の矩形の外殻線と交差するデータは対象となりません。
マウス等により、画面上の座標を指定した場合に、そこでピックした座標値に関する指定モードです。具体的には、以下の種類があり、現状の「ピックモード」は「主画面」の下段のコラムに表示され、且つそこをクリックすれば、切り替え可能です。
マウスピックした点がそのまま座標値となります。
マウスピックした点に最も位置が近いグリッド点がピック点と見なされます。これはデータ追加等の時のみ意味を持ち、基本的にグリッドが表示状態の時のみ作動します。値はマウスピックした点に最も近い、設定した最小のグリッドピッチ(表示されている物とは違う−大きな領域を画面表示している場合は、最小グリッドの表示が省略されている可能性があるので、必ずしもグリッド上にデータが表示されないが必ず最小グリッド上の点)上の点がピックされた物として選択されます。
ライン等を追加・編集する為のモードで、基本的にNCデータ編集では使用されませんが、マウスピック点に最も近いデータ点をピックした物と考えるモードです。
[画面の種類]
本ソフトウェアでは、「起動画面」からの操作により、色々な画面が表示され、そこでデータ情報を見たり、編集に必要な指示を行います。これらの画面には、次の2種類があり、本マニュアルでも、それらの用語を使い分けて画面の種類を説明していますので注意して下さい。
また、外観が同じでも、ある時は「サブ画面」、ある時は「ダイアログ」画面として現れる物も有ります。本マニュアルは画面表示・操作方法の説明を主体として説明してあり、それらの画面が「サブ画面」・「ダイアログ」の両方で使用される場合は、その旨の説明が有りますので混同しないで下さい。
一定の条件が満たされると「主画面」とは別個に表示される画面で、かつ、その時主画面でのデータ入力も本サブ画面でのデータ入力も可能と成る画面を言う。
例えば、「パイロット画面」の場合、編集対象となる「NCデータ開く」を実行してデータを「主画面」表示すると表示する事が可能となり、「主画面」で表示位置を変更すると「サブ画面」である「パイロット画面」での表示情報が変わり、一方「パイロット画面」で表示位置移動命令を発行すると「主画面」の表示が変わる。この「パイロット」画面を「サブ画面」という。
一連のコマンドを実行中にそのコマンド条件を設定する時等に現れる画面で、同時に表示されている「主画面」・「サブ画面」の入力はこの表示画面への設定を完了しない限り受け付けない画面の事を言う。例えば、「NCファイルの出力」で現れる画面がそれである。
ダイアログ画面は、その下に更に「ダイアログ」画面を持ったり、そのダイアログに対する「サブ画面」を持つ事が有る。
[キーワード]
・モード
・ポイントモード
・エリアモード
・Point
・Area1
・Area2
・ピックモード
・Freeモード
・Gridモード
・Dataモード
・サブ画面
・ダイアログ