メニュ

 主画面のメニュは、ドロップダウン方式で、以下の物があります。

第1階層 第2階層 第3階層 モーダル   概 略 機 能
ファイル NCファイルを開く    -- 新規のNCファイルを開き処理対象とします
  NCファイルを保存    -- 処理中のデータをNC出力します。 
  印刷    -- 画面表示イメージを印刷します 
  終了    -- 本プログラムを終了します
編集 追加    ○ ホールデータを追加します 
  削除    ○ ホールデータを削除します 
  面付け    -- ホールデータを面付けします 
  長穴変換    -- 連続した直線上の同一HolTホールを長穴に変換
  前編集を取消し    -- 編集作業のUndoを実行します 
  前編集を復活    -- 編集作業のDoを実行します 
表示 パイロット    -- 主画面の表示領域の確認をします 
  選択条件    ○ データの選択条件の設定を行います 
  拡大・縮小 全体表示  -- 全データ領域を画面表示します 
    拡大  △ データ表示の拡大を行います。 
    縮小  -- データ表示の縮小を行います。  
  グリッド原点移動    -- グリッドの原点を移動表示します 
情報 データ情報    ○ 指定1データのデータ情報を表示します。またその情報表示データの座標値・HolT番号の編集を行います。 
  ホール情報一覧    -- 全データのホールデータ情報を表示します 
ツール HolT設定    -- ホール形状定義のHolTの確認・変更します 
  DRC 同一ホール抽出  -- 完全に同一のホールを抽出します。
    長穴等の候補抽出  -- 長穴や加工円と思われる候補を抽出します。
    ホール重なり検出  -- 他のホールと重なっているホールを抽出します
  NCソート    -- ホールデータを最短経路でソートします 
  NC加工経路確認    -- ホールの加工経路を表示します 
ヘルプ パラメータ設定    -- 各種画面パラメータを設定します 
  HolT別表示設定    -- HolT毎の画面表示方法を設定します
  ヘルプ    -- 本マニュアルを表示します 
  バージョン情報    -- 本ソフトのバージョンを示します 

 各メニュの内容・操作は、対応する項目を参照して下さい。画面でクリックするとその内容にジャンプします。

 以下に上表の「モーダル」欄について説明します。

 

[モーダルなコマンド]

上表のメニュの個々を、本ソフトウェアでは「コマンド」と言います。「コマンド」はメニュ以外に「スピードボタン」にしか無い物もあります。

本ソフトウェアでは、ユーザがメニュやスピードボタン等を選択した時、それをコマンドとしてソフトウェア本体に送出し、それを実行後、その状態を画面表示します。

一方ユーザがソフトウェアに指示する「モード」として、「ポイントモード」と「エリアモード」の2種類が存在し、このモードによりコマンドの設定方法が、以下の如く変わります。即ち、

・「ポイントモード」:先にコマンドを指定しておいてから、処理対象データを指定する。

・「エリアモード」:先に処理対象データを指定しておいてから、コマンドを指定する。但し、唯一の例外として、「選択」コマンド状態(上表のメニュには無くスピードボタンにのみ存在するコマンドです)では、「ポイントモード」と同じく、コマンドを指定した後に対象データを指定します。

ここでの処理対象データの事を、本ソフトウェアでは「選択状態」のデータと言います。

これらの「モード」は、例えば「NCファイルを開く」という操作を指示した場合には「選択状態」のデータは意味を待たず(指定ファイル自体のデータが新規データとして読み込まれるだけ)、どちらでもかまいませんが、「削除」等のコマンドを指定した場合は、この「選択状態」のデータが処理対象となり、先にデータ選択をするか後でデータ選択をするかの「モード」の違いは、操作上の大きな違いになります。

一方、このデータ選択を先に行うか、後で行うかで「コマンド」状態の継続性も変わります。即ち

・「ポイントモード」:「削除」等のコマンドを一度指定すれば、他のコマンドを指定するまでそのコマンド状態が維持され、その後指定したデータにそのコマンド処理が実行される。
この継続状態の事を、モーダルな状態と言います。

・「エリアモード」:最初に「選択状態」のデータを選択してから、そのデータを処理するコマンドを指定しますので、コマンドは常時実行するとリセット状態に成り「選択」コマンド状態(上表のメニュには無くスピードボタンにのみ存在するコマンドです)に戻ります。即ち、「エリアモード」では、「選択」コマンド状態が唯一のモーダルなコマンドで、他の全てのコマンドは、一回実行するとリセットされる非モーダルなコマンドと成ります。

上記のメニュのテーブルで「モーダル」欄で示される「○」は、「ポイントモード」の時に、このモーダル状態になる事のできるコマンドで、「△」の「拡大」はスピードボタンで指定した時のみ「モーダルな状態」にでき、メニュからの指示では「非モーダルなコマンド」として実行されます。また「--」は、常に「非モーダル」コマンドである事を意味します。

以上のルールにより、「スピードボタン」の押下状態は選択されているモードにより、以下の如く動作します。

・「ポイントモード」:「モーダルなコマンド」を選択した場合、他のスピードボタンが押される迄、そのスピードボタンの押下状態となります。この時、「非モーダルなコマンド」を指定すると、その実行後のコマンド状態は、コマンド無しの状態となります。

・「エリアモード」:スピードボタンは、常に唯一の「モーダルなコマンド」である、「選択」ボタンの押下状態となります(正確に言うと、選択されたコマンドのスピードボタンが一度押下状態になり、その実行後、「選択」ボタンが押下状態になる)。


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 ・メニュ
 ・スピードボタン
 ・モーダルなコマンド
 ・非モーダルなコマンド

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